野際那通央

野際那通央

野際 那通央(のぎわ なつお)
蓬桃学院一年/しし座/B型/182センチ
了のクラスメイトで演劇部部長。
休部状態だった演劇部を復活させた。
落ち着いた物静かな性格で成績もよい。
今回の公演では雑用を手伝っている。


【那通央】
「俺は、田倉さんを誤解していたようだ」

【主人公】
「え?」

【那通央】
「最初は、了の側にいたいから、手伝うと言い出したのかと思ったんだ。その後、アクシアも好きだと言っていたから、ミーハー心でなのかとも思った」

【那通央】
「でも、ちゃんとアクシアの芝居が好きで、友達が困ってるから手伝おうとしてくれたんだ」

【主人公】
「うん、最初は悩んでたけど、いろいろ条件が重なったから。私に手伝えるなら手伝いたいと思って」

【那通央】
「松川のこともそうだ。まだ知り合ったばかりなのに、困ってるだろうと思って、すぐに助けに行こうとした」

【主人公】
「あはは……、結局野際君に頼っちゃったけど」

【主人公】
「あ、そうだ。あのときのこと、お礼言えてなかった」

【主人公】
「あのときはありがとう。私一人だったら、結局助けられなかったと思う」

【主人公】
「野際君がいてくれて、良かった」

【主人公】
「野際君ってすごい頼りになるなぁって思った」


【那通央】
「いや……そんなことはない」

【主人公】
(あ、野際君、照れてる。可愛いところ、あるんだな)

そんな野際君を見て、私は自然と笑みがこぼれた。

【那通央】
「――田倉さん」

【那通央】
「これからもよろしく頼む。アクシアの手伝い、一緒に頑張ろう」

【主人公】
「うん、こちらこそ、よろしくね、野際君」

お互いの顔を見て、深く頷く。

【那通央】
「……結構時間を使ってしまった。稽古場に急ごう」

【主人公】
「うん! 今日もやること、いっぱいあるもんね!」